【国際】中国は経済大国化したが「Lサイズの日本」にはなれない…ハイエンド領域に難点

【国際】中国は経済大国化したが「Lサイズの日本」にはなれない…ハイエンド領域に難点
1 : ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★:2012/03/06(火) 01:13:03.14 ID:???0 ?PLT(12557)
米誌ハーバード・ビジネス・レビュー(電子版)は「中国の競争力は一体どれくらい脅威なのか?」
と題した記事で、中国はLサイズの日本にはなれないと論じた。4日付で環球時報が伝えた。
以下はその内容。

1945年から1990年にかけ、日本は貧困国から世界で最も豊かな国の仲間入りを果たし、
米国の直接的な脅威となった。そして今、日本の10倍の人口を抱える中国が、その奇跡を
そっくりそのまま復元しているかのようだ。では、中国は米国にとって強力なライバルに
なるのか?中国はLサイズの日本なろうとしているのだろうか?

米国人の大多数はそう考えているようだ。世論調査でも「中国はすでに世界一の経済強国になった」
と多くの米国人が答えている。だが、これは危険な錯覚だ。事実は全く正反対である。
中国が日本の成功を繰り返すことは、まずあり得ない。90年代後半の日本と比べ、現在の
中国が直面する国際環境はかなり難しい。米中経済は、しばらくは競争関係より相互補完関係の
方が強いという状態が続くだろう。

日本が冷戦時期に台頭することができたのは、天から与えられた絶好の機会。当時、
各国の工業がまだグローバル化されていなかったことで、日本は的確な投資と貿易障壁を通じて、
国際競争力のある本土企業を作り出すことができた。米国も当時、反ソ連盟友が必要だったため、
日本の保護主義を容認しただけでなく、日本に技術譲渡し、日本企業に資金面で援助もした。

これと比べ、中国は世界貿易機関(WHO)の時代に台頭した。もはや世界の富裕国が
日本の当時のような保護主義を認めることはない。米国は中国を優遇しないばかりか、
WHOへの訴訟を通じて中国の経済の扉をこじ開けようとしている。日本は当時、外国の技術と
輸出市場を手に入れながら、外国との競争にはさらされなかったが、中国は完全に競争の渦の中に
放り込まれた状態だ。